橋梁の冗長性評価とそれに基づく設計法
我が国の社会情勢から,当初の想定を超えて長期間供用される社会基盤構造の数は増え続けており,労働人口が減る中では,効率よくそれらを維持し続ける必要があります。そのためには,劣化や災害などに対してねばり強い構造の実現と,簡便かつ正確な設計手法が必要です。当研究室ではそのための数値シミュレーション手法や構造物の冗長性評価手法の開発を行っています。
我が国の社会情勢から,当初の想定を超えて長期間供用される社会基盤構造の数は増え続けており,労働人口が減る中では,効率よくそれらを維持し続ける必要があります。そのためには,劣化や災害などに対してねばり強い構造の実現と,簡便かつ正確な設計手法が必要です。当研究室ではそのための数値シミュレーション手法や構造物の冗長性評価手法の開発を行っています。
構造解析において通常用いられる梁要素は,断面変形を無視した平面保持を仮定する初等梁理論に基づいていますが,対象構造や部材の形状によっては断面変形の影響を無視できない場合があります。そこで,当研究室では均質化法に基づき数値的に求めた変位モードを解析的手法に組み込むことで,断面変形の影響を考慮できる梁理論の定式化と梁要素の開発を行っています。
複数の異種材料を組み合わせることで力学的に優れた性能を引き出すことが可能な複合構造は,異種材料が一体となって荷重に抵抗することを前提としているため,複合構造に関する合理的な性能照査設計を実現するには,異種材料界面の付着を考慮する必要があります。 そこで,当研究室では界面の付着特性を精度よく再現できる有限要素接触解析手法の開発を行っています。
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