木村 善行 (Yoshiyuki KIMURA)
2007 年の米国ミネソタ州における高速道路橋の崩落事故を機に,橋梁の冗長性評価の重要性が再認識された.しかし,その後の冗長性評価では,用いられる荷重条件が損傷系に対して最も危険かどうかは十分に検討されていない.そこで本研究では,非合成連続多主桁橋を対象とし,主桁損傷のモデル化の影響を考慮し,損傷系に対して最も危険な荷重条件を調査した.その結果,損傷前と損傷後で最も危険な荷重条件が変化する可能性があり,冗長性評価に用いる荷重条件の設定が重要であると分かった.
Key Words : non-composite multi-girder bridge, redundancy, finite element analysis
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