熊谷 宏之 (Hiroyuki KUMAGAI)
多主桁橋は,米国の鋼橋における荷重抵抗係数設計法において冗長性を有する構造形式とみなされているが,床版・壁高欄や横構・対傾構を含めた橋梁全体の損傷時の破壊メカニズムについて十分な検討はされていない.そこで本研究では, 4径間と2径間の連続5主I桁橋を解析対象として非線形有限要素解析を行い,損傷時の破壊メカニズムを解明し,さらに,壁高欄や横桁等の二次部材が橋梁の冗長性に与える影響を評価することを試みた.
Key Words : steel multigirder bridge, nonlinear finite element method, redundancy, failure mechanism, secondary member
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