秋元 秀之 (Hideyuki AKIMOTO)
鋼コンクリート複合構造において，異種材料界面の付着を考慮に入れた合理的な性能照査設計を実現するためには，界面の接線方向に作用する付着特性を明らかにすることが必要である．従来の2 面押し抜きせん断試験では，すべりによる付着の破壊に及ぼす要素試験境界面の存在により正確な付着特性を評価できていないことが指摘されていた．そこで本研究では，そのような境界面の影響を極力排除できる要素試験を開発し，付着力および境界面が付着特性に及ぼす影響の定量評価を試みる．
- 論文概要