シカゴ経由 United でウィニペグに行く
Esplanade Riel Pedestrian Bridge at Winnipeg in Canada
久しぶりに海外(出張としては初)に行かせてもらいました。
主に,ウィニペグで開催された 3 日間の会議に出席したものです。
シカゴに寄りたかったので,成田からユナイテッドでウィニペグへ行くルートです。
何かの参考になれば・・・
なお,2008/9 末現状を述べたもので,いつ何が変更されるかはわかりません。
あくまでも参考ということです。
また,ウィニペグ空港は改築されつつありましたから,
ここの記述がすぐに変わる可能性は大きいです。
さてその前に,いくつか感じたことを・・・
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United の食事の間の軽食には,カップラーメンが出ます。
どうしてなんでしょうね。
成田からシカゴでは,ちょうどみんなが寝ている時間帯(今回は 4 時間の
遅れがあるので,普段だと眠る前かもしれない)です。
手を出しませんでしたが,他のほとんどの人も食べてませんでした。
シカゴから成田では,昼食というか夕食というか(配るアテンダントは
昼食と言い,アナウンスでは夕食と言う),そういう食事が終わって,
アラスカくらいに達したころです。
私は寝てましたが,これは多くのお客さんが食べていました。不思議。
到着直前に出る食事の際に,お湯を要求して食べている人もいました。
数年前に使った Northwest では,ベーグルのようなものだったんですが・・・
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シカゴでも,ある種の仕事で,従事している外国人が以前より
かなり多くなったらしいです。
インド人とかポーランド人が代表かもしれません。
タクシーの運転手は,ウィニペグでもシカゴでも(偶々でしょうが)
インド人でした。
ウィニペグでは,ターバンを巻いた運転手もたくさん。
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ウィニペグにお住まいの方は反対するかもしれませんが,
マニトバ大学の学生をしていた人からランチタイムに聞いた話では,
行く場所によってはカナダで最も危険な地域であるとのこと。
でかけるときは,ホテルの人に確かめましょう。
雪が多いことから,地下の歩道・モールがあるのですが,6時過ぎるとお店が
閉まってしまい,人があまり歩かないので不気味ではありました。
ただし,これは商業・証券地区での話です。
ま,シカゴも,「ある通りより西側には行くな」とか,
「ある地域に行くときは黒人の友人と一緒に行け」とかありましたが,
それと同じような状況なんでしょうね。
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シカゴは以前よりも車の数が膨大になっているような印象です。
郊外(シカゴ・ダウンタウンから 25 km ほど)にお住まいの
お世話になった方によると,最近は,
シカゴに出かけるのも嫌になったそうです。
あちこちでやりっぱなしの道路工事があるのも問題かもしれませんが。
それでも,そのお住まいには,昔のように,うさぎや鹿が来ます。
今回の朝も,下の写真を撮ったときにうさぎがいましたし,
キツネのようなものも庭を横切りました。
最近はコヨーテも来るらしく,
食べ残したものの始末が嫌だと奥様がぼやいておられました。
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それから,健康には注意するのが好きなアメリカ人はタバコをのまなくなりましたが,
カナダはかなり多くの人がのむので問題になっているそうです。
今回の会議会場では見ませんでしたが。
それはともかく,あのデザートの甘さと大きさはどうにかならないでしょうか。
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ちょっと注意!とする必要はないかもしれませんが・・・
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キャビンアテンダントには,
乗ったときには `Hi',降りるときには `Thank you'しましょう。
特に小さい飛行機の場合は。
ホテルのフロントやウェイター・ウェイトレスでもほぼ同様でしょうか。
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エレベータに女性と一緒に乗るときには,女性を先に乗せましょう。
それから,閉めるボタンは押さずにじっと待ちましょう。
どうせすぐに閉まりますから。
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至近距離に後続者がいるときには,通路や部屋のドアは開けて待ちましょう。
さて,あとは旅行中のことについて・・・
キーワード: シカゴ,オヘア,ウィニペグ,
ユナイテッド乗り継ぎ,Chicago, O'HARE, ORD, Winnipeg, United, transit
行き:成田からオヘア
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搭乗機の成田への到着が遅れたことから出発が大幅に(4 時間)遅れたため,
オヘアでのカナダへの乗り継ぎ便を変更。
当初は 3 時間とってあった乗り継ぎ時間が 2 時間に。
「ネットのあちこちに 2 時間でも乗り遅れたとの情報がある」と係の方に
申し上げたが,90 分で大丈夫だとのこと。
ところがところが,果たしてこの飛行機も遅れてオヘア到着。
乗り継ぎ時間はほぼ 100 分ほどに。
やはり Murphy の法則は正しい(以下:M正)。
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前に経験しているからと,ぼぉーっとしてたのですが,ビザ無し I94 は緑色です。
注意しましょう。
途中で気付いたからいいものの。
それから,「米国での滞在先」には「TRANSIT TO CANADA」
(次の行に訪問する市)と書けばいいのだそうです。
キャビンアテンダントに教えてもらいましたよ。
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オヘアの入国審査の Visitor のブースはたくさんあるものの,
フォーク並びから各ブースへの配置を一人の係員が二人ずつくらいの待ち行列で指示。
ところが,並んだブースは私の二人前で問題発生。
さらにその係員は怒って「ちょっと休憩!」と立ち去るものの,
私たちの並びの変更はしばらく無し(M正)。
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ようやく隣のブースへの移動を許されて自分の番。ただし,今回はラッキー。
乗り継ぎにあと 30 分しかないことを見て,係員は「早く行け!」。
ただし,シカゴでは 4 本の指と親指の順で,5 本とも指紋を取られる。
一週ほど前のニューヨークでは人差し指だけだったそうですが。
さて乗り継ぎのときは,その便のティケットも提示すること。
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預けた荷物を受け取って,United の乗り継ぎカウンタは右側の出口。
そこで再度荷物を預けると,タグ情報から乗り継ぎターミナル番号を教えてくれる。
これで荷物だけはウィニペグに着くし,
私も搭乗ゲートには多分間に合うということか。
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オヘアの国際線ターミナル 5 から国内線ターミナル 1〜3 への
移動(約 2 km)は空港内電車。
やはり電車はなかなか来ない(M正)。
が,数分したら電車が来て,ようやく国内線ターミナルに到着。
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例によって,靴を脱いで,ベルトを取って,荷物検査と身体検査。
ところがまた二人前の荷物が「これは何だ!」と始まって・・・
少し時間のロスが入る(M正)。Mother Nature は面白がって,
わざとやってるんではないでしょうかねぇ?
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ターミナルに入れたのは,搭乗開始の 10 分ほど前でした。
ま,乗り換えに 90 分ということは正しいようですが,Murphy の法則を
念頭に置くと,やはり 2 時間は欲しいかもしれない。
私の場合も,
入国審査後の United のカウンターが右側だ(インターネットは偉大だ!
機内アナウンスでも言ってましたが)とか,空港内の電車のことや,
荷物検査のやり方のことを予め知っていたからスムーズだったのかもしれません。
アメリカ人でも荷物検査でうろうろする人はいますから。
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さてその搭乗ゲートはやっぱりターミナルの一番端っこ(M正)。
ターミナル入り口から 400 m ほどと結構遠い。
さらにそこは小さい飛行機用の小さいゲート・待合室で,
立ったままの人も大勢いてごったがえしていた。
チェックインデスクでは,
さっきもらったばっかりの I94 は,パスポートから取ってもらう
(もしかしたら取らないでもいいのかもしれないが,
普通に考えたら取ってもらっていいはず)。
取り去った場合には,ティケットには何かでたらめな印を付けますね。
あれって何か規則でもあるんでしょうかね。
単なる渦巻きで署名があるようにも見えない。
さて,出発便の電光掲示なども無いため,アナウンスに注意しないといけない。
私は特にヒアリングは駄目・・・
しかも,サンアントニオ行きとウィニペグ行きが一緒にアナウンスされ,
飛行機も隣同士に。搭乗して座席に着くまで緊張は続きます。
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シカゴ−ウィニペグは小さい飛行機
(デトロイト−ステートカレッジ[ペンシルバニア州立大学]間も同様:
30〜40人乗りくらい)で,
通常の機内持ち込み荷物のうちの大きなものは,
搭乗の際に預けないといけないことがあるので注意。
到着して降りた際に,機体の横で受け取るようになっている。
ただし,予め預けた荷物は普通と同じでバゲッジ・クレイムで。
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カナダの 1 ドル 2 ドルはコインです(知らんかった。
だから日本の銀行ではくれないわけだ)。
空港についたら,ベルボーイなどへのチップのために,
飲み物でも買ってこれを手に入れておきましょう。
帰り:ウィニペグとオヘア
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ウィニペグでのチェックインは 2 時間前から。
ちょっと早めに着いたので,2 階でサンドゥィッチ食べて,
おみやげ屋さんをうろうろして,いざチェックインのため 1 階へ。
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何と,このウィニペグ空港にはアメリカ合衆国が存在していました。
チェックインが済むと,すぐに入国審査を受けるために,
預ける荷物を持って United のカウンタの奥へ・・・。
米国に着いてからもしかしたら長い列に並ぶことを考えると,
こちらの方が便利なのですが。
ということで,早めにチェックインしましょう。
その入り口で税関の申請書を渡されるので,部屋に入って書き込みます。
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審査では「I94 は来るときに取られたか?」と聞かれた。
ということは,取られないでカナダには来ることができるのかなぁ。
指紋は,ここでは人差し指だけだった。
審査が終わったら,その次の事務室で I94 の手続きです。
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I94 は日本語のも用意されているように言ってました。
裏だけを書けと言われた。表はパスポート情報からコンピュータで書くからとのこと。
処理する人数が少ないからのサービスかな。
ただし,コンピュータに入力しながら突然奥の部屋から,
「business か pleasure か」だけ聞かれる。
滞在先(今回は,帰りにシカゴで一泊するので)は税関の申告書から写すのかな?
そういえば,最近は日本を出発する前に旅行業者が滞在先を申請・入力するから,
既にあちらのコンピュータにはその情報があるのかしらん?
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手続きが全部終わったら,荷物を預けて,また靴を脱いでベルトを取って,
持ち込み荷物のチェックと身体検査へと続き,
さらに奥へ!!!何と!またもや出発ゲートには小さい待合室。
どうやらこの部屋がアメリカ合衆国のよう。
もはやどこにも出られません。
おみやげ屋もあるけど,さっき 2 階で見たものの五分の一以下で,
ほとんど何もありません(M正)。
どうしてもおみやげの必要な人は,チェックインの前に購入しましょう。
ただし,前述のように,空港は改築されるようですから,
近い将来どうなっているかはわかりませんが。
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その小さいおみやげ屋で買おうとした物は
やっぱり `Made in China' ということなので,店員に
「中国製のカナダみやげ」と差し出したところ,その店員曰く
「そうなのょー。でも,これは中国では売ってないのよねぇ。」と。
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機内でアナウンスがありますが,
シカゴの United のバゲッジ・クレイムは全部ターミナル 1 です。
私の場合の到着はターミナル 2 でしたから,ちょっと歩きます。
ただし,タクシー乗り場はそのすぐ外にあります。
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タクシーの運転手はもちろん,すべての道を知っているわけではない。
ハンドブックを出して,空港からその町への道順を読み,
それに従って目的地の近くに行くだけ。
目的地が近くなったら,指示をすればいいのですが,
できれば予め地図のコピーを持参して,
自分がどこを走っているかを確認しながら指示した方が確実です。
ただ,地図を渡して,ここ!ってなわけにはいきませんでした。
近くなったら電話をしろとも言ってました。
最近の携帯は現地でも使えるから便利ですからね。
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携帯といえば・・・最初にカナダに到着して電源を入れた途端に,
「海外から日本への電話のかけ方」というメイルが届き,
現地時間とその地区の電話会社名が日本時間と一緒に表示されました
(Dxxxxo の Pxxxi です)。
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さて帰国です。
オヘアの United のチェックインは半機械化済みでした。
パスポートをスキャナに置くだけで,
あとは画面のタッチパネルで答えればいいだけ。
実は・・・表示言語も「日本語」を選びましたよ。
こんなところでエェーカッコシィーしてもしょうがない。
ちょっと面白いのは
(日本国内の機械チェックインでも搭乗機の変更を提案してくることがありますが),
「あと○○ドル出せばビジネスクラスに変更できます。どうしますか」とか,
「あと○○ドルで足を伸ばせる席があります。どうしますか」と聞いてくること。
うぅーん,ここが英語表示だったときに理解できたかどうか・・・
ただし,荷物のタグは係員が取り付けてくれるので,
係員が来るのをちょっと待ちましょう。
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United のターミナル 1, 2 の duty-free 店はとても小さいですから,
買い物をどこでしたらいいのかは,でかける前に誰かに聞いてください。
気をつけていってらっしゃいまっせ。
T. Iwakuma
28 September, 2008