力学における最も重要な原理である『仮想仕事の原理』において, 与えるべき仮想の変位は常に『微小』であると信じられている. 本当にそうであろうか.
下の図において,左支点 A の鉛直支点反力 を求めるのに, 有限な仮想の回転角 を与えても結果は正しく求まる. この場合,『微小』ではない仮想変位を与えても『仮想仕事の原理』が 成立するのはなぜか,その理由を考えよ.