解答

反力は

せん断力図の描き方

1. 材端に集中力が作用していないため， S=0．
2. S 図の勾配は，荷重の符号を替えたもの．
3. の勾配で a だけ進むと ．
4. A 点では集中力 (反力) を受けているため， か ら ．
5. S 図の勾配は，荷重の符号を替えたもの．
6. の勾配で だけ進むと ．
7. B 点では集中力 (反力) を受けているため， から ．
8. S 図の勾配は，荷重の符号を替えたもの．
9. の勾配で a だけ進むと 0．

曲げモーメント図の描き方

荷重が一定値のときは，せん断力図は 1 次関数， 曲げモーメント図は 2 次関数であり， せん断力の正負と曲げモーメント図の関係を示すと次のようになる．

1. 材端に集中モーメントが作用していないため， M=0．
2. M 図の勾配は S． S=0 から S<0 の区間の M 図 は，上図の b--c 区間の形があてはまる．
3. A 点の M () は， S 図の A 点までの面積で あるから， ．
4. AB 間の M は S 図の符号から，上図の a--c 区間．
5. D 点の M は， AD 区間の S 図の面積を使っ て ．
6. B 点の M は， DB 区間の S 図の面積を使っ て ．
7. B 点から右側は，この間の S 図の符号から上図の a--b 区間．
8. E 点の M は， BE 区間の S 図の面積を使って ．

以上で必要な知識は

図中の番号は作業順序と対応している．

さらに，技報堂出版の「構造工学」(宮本裕　他著) の p.168 および p.172 の たわみ角法によるラーメン解析も挙げられたが，既出版であることを考え 省略した．